STEM TAP療法
STEM TAP療法とは
STEM TAPは、幹細胞自体は含まれておらず、核酸、マイクロRNA、ペプチド、アミノ酸、補酵素、タンパク質など、2,000種類以上ともいわれる生理活性物質が含まれています。これらの成分が細胞内外に作用することで、組織の修復や炎症の抑制、細胞の活性化など幹細胞治療に近いレベルの効果が期待できると考えられています。かつ、培養した幹細胞とマッチしたプロセスで製造したSTEM TAPが幹細胞と一緒に投 与することで幹細胞効果の向上に多大な助力が期待できると考えられています。

エクソソームとは
STEM TAPには生理活性物質が含まれ、その中にはエクソソームも含まれます。
エクソソームは、細胞から分泌されるナノサイズの微小な袋状構造物であり、細胞間の情報伝達(コミュニケーション)を担う重要な役割を果たしています。その内部には、核酸(マイクロRNA・メッセンジャーRNA)やタンパク質などの情報伝達物質を含み、これらの成分が他の細胞に情報を伝えることで、組織の修復促進や炎症の抑制、免疫の調整などに重要な役割を果たしていると考えられています。

STEM TAPの作用
STEM TAPには、次のような作用があると考えられています。
1.抗炎症作用
炎症が起こっている部位の治癒を促進し、疼痛の軽減にもつながります。
2.創傷治癒作用
損傷した細胞を修復し、傷の早期回復を促します。
3.組織・神経修復作用
内臓、筋肉、末梢神経などの組織が損傷した場合、患部の修復を促します。損傷した組織では細胞分裂が活性化され、組織の再生力が高まり、機能の回復が期待されます。
4.免疫調整作用
異常な免疫反応によってアレルギーが起こらないよう、免疫機能を正常な状態へと調整します。
5.血管再生・血管新生作用
動脈硬化などで血流が途絶えた場合、側副血行路の血管新生によって血流の再開を促します。
6.抗酸化作用
体内に発生した活性酸素を除去し、細胞の老化やがん化を予防します。
7.活性化酸素除去作用
疲労回復や生活習慣病の予防に役立ちます。
8.若返り・美容作用
組織を修復する作用を応用し、シワやたるみの予防や老化の改善を図ります。
STEM TAP療法で、改善が期待できる症状・お悩み
※再生医療における治療効果には、個人差があります。
骨・筋肉・関節症状
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変形性関節症
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関節痛
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腰痛(ヘルニア、ぎっくり腰)
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全身のハリ(特に背中)
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肩こり
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五十肩
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骨折
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肉離れ
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痛風
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指の関節痛
全身症状
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頭痛
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頭重感
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倦怠感
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めまい・ふらつき
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睡眠障害(不眠・寝汗・中途覚醒)
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慢性疼痛
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リウマチ性疾患
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創傷治癒の促進
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術後後遺症の改善
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免疫低下
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むくみ
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二日酔い
毛髪
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抜け毛
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薄毛
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髪のハリ
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コシ
婦人科症状
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不妊
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更年期障害
皮膚症状
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肌荒れ
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白斑
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かぶれ
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火傷あと
血管症状
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不整脈
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末梢循環障害
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動脈硬化
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心筋梗塞
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脳梗塞
神経症状
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神経痛
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しびれ
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認知症
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糖尿病性神経障害
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運動麻痺
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感覚異常
眼科症状
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眼精疲労
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老眼
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飛蚊症
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視力低下
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糖尿病性網膜症
泌尿器科症状
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頻尿
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尿漏れ
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勃起不全(ED)
肝・膵に起因する症状
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脂質異常症
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高血糖
呼吸器症状
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肺炎
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喘息
美容・エイジングケア
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加齢に伴う肌の老化
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ハリ・しわ・しみ
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肌のターンオーバーを整える効果
幹細胞治療との違い
STEM TAP療法は、再生医療の新たな選択肢として、多くの可能性を秘めています。細胞採取の必要がなく、即日で治療を開始できるため、手軽に始められる治療法として注目されています。
一方で、効果の持続性や細胞自体による直接的な再生効果を求める場合には、幹細胞治療のほうが適しているといえます。
当クリニックでは、患者様一人ひとりのニーズやお悩みに合わせて、最適な治療プランをご提案いたします。
STEM TAP療法に含まれている因子
EGF(トランスフォーミング増殖因子)
上皮細胞や内皮細胞など様々な細胞によって産生され、間葉系細胞の遊走および増殖などの調節に関与する成長因子で、損傷組織の増殖再生を促進。
VEGF(血管内皮増殖因子)
血管新生に重要な役割を果たす成長因子 で、細胞の分裂や分化などを誘導し、その結果、既存の血管から枝分かれした新たな血管が形成される。
TGF-β(トランスフォーミング増殖因子)
細胞増殖、成長、分化や運動性を調節 し、細胞組織の再構築、創傷治癒、炎症、免疫などにも重要な役割を果たす成長因子。
HGF(肝細胞増殖因子)
タンパク質の合成と貯蔵、炭水化物の変換、コレステロール、外生物質の解毒、変性、排出に関与する肝細胞の増殖を促 進する成長因子。
KGF(ケラチノサイト増殖因子)
分裂促進因子で血管新生及び創傷治癒の作用があり、髪の毛や皮膚が形成される際に必要なケラチンの生成をアシストする成長因子。
IGF(インシュリン増殖因子)
細胞増殖・分化促進、タンパク質同化な ど多岐にわたり作用し、思春期に多く分 泌される成長ホルモンによって生成され る成長因子。
PDGF(血小板由来増殖因子)
上皮細胞や内皮細胞など様々な細胞によって産生され、間葉系細胞の遊走および 増殖などの調節に関与する成長因子で、損傷組織の増殖再生を促進。
FGF(線維芽細胞増殖因子)
血管新生、創傷治癒に関係する成長因 子の一種で、広範囲な細胞や組織の増殖や分化の過程において重要な役割を果たす。
IL-7(インターロイキン7)
理活性物質の一つで、細胞増殖を促進し、生存、増殖、および成熟に重要な調 節因子。
GM-CSF(顆粒球単球コロニー刺激因子)
細胞の生存および活性化を促進し、多能 性造血幹細胞に分化を促 す造血成長因子、免疫調節因子として機能する成長因子。
EPO(エリスロポエチン)
赤血球の産生を促進する造血因子の一つで、主に腎臓で産生される成長因子。
TSG-6(抗炎症液性因子)
炎症を抑えるほか、動脈硬化に対する治 療薬として着目されている成長因子。
TPO(造血因子)
血小板の前駆細胞の増殖および分化に関与する造血因子で、造血系細胞の産生に重要な因子であると考えられている。
TIMP(MMP阻害因子)
MMP※による組織コラーゲンやエラスチンの分解を抑制し、繊維化が生じる事を防ぐ。
※MMP(マトリックスメタロプロテアーゼ)とは、コラーゲンやプロテオグリカン、エラスチンなどの細胞間にあるタンパク質を分解する酵素の一種で、異常発現すると癌や炎症、多発性硬化症や歯周病など様々な疾患の発生に関与すると言われています。
STEM TAP療法の流れ
1. 医師による診察・カウンセリング
幹細胞培養上清液療法は、診察で適応が確認され、治療内容にご同意いただければ、受診当日に施術が可能です。
2. STEM TAP療法(投与)
治療内 容に合わせて最適な方法で投与いたします。
3. 経過観察
幹細胞培養上清液投与から1,3,6,12カ月を目安に、治療効果が安全かつ有効に得られているか診察を行わせていただいております。必要に応じて各種検査機器を用いた検査を実施いたします。
個室での治療
患者さまのプライバシーに配慮して治療は個室で行います。



リスク・副作用
副作用
現在まで重大な副作用は報告されていません。
起こりうる副作用としては以下のようなものが報告されています。
●注射部位の腫れ・赤み・痛み
●一時的な発熱・倦怠感
●アレルギー反応
●頭痛・めまい・吐き気などの体調変化
不安な点や体調の変化があった場合は、速やかに担当医師にご相談ください。当院では、事前のカウンセリングと治療後の経過観察を通して、安心・安全な再生医療をご提供しています。
本治療について
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医薬品等:本治療で使用される薬剤は医薬品医療機器等法上の承認を得ている承認薬ではありません。
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入手経路等:DC-BIOTECH株式会社より購入しております。
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国内の承認医薬品等の有無:同一の成分や性能を有する他の国内承認医薬品等はありません。
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諸外国における安全性等に係る情報:諸外国においても重大な安全性に関する報告はありません。
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医薬品副作用被害救済制度・生物由来製品感染等被害救済制度の救済の対象にはなりません。
注意点
STEM TAP療法を受けた場合、原則として献血はできなくなります。これは、STEM TAPに含まれるエクソソームがヒト由来の成分を含んでおり、未知のウイルス感染リスクを完全に排除できないためです。ただし、輸血を受けることは可能です。
料金・プラン
本治療は自由診療です。自由診療は公的保険制度が適用されないため、医療費は全額自己負担となります。
費用は患者様の症状や施術回数などによって異なりますので、治療を開始する前に詳細な料金をご案内いたします。内容をご確認のうえ、十分にご納得いただいたうえで、施術をお受けくださいますようお願い申し上げます。